●099 樂聖 がくせい 〇あおぎてたたえよがくのひじり

 表題:樂聖[楽聖]
 読み:がくせい

 収録:(A)昭和女子音樂教科書 巻之3 永井幸次,田中銀之助共編 大阪音樂學校樂友會 1929(S.4).4=初/1930(S.5).2=修正再版 ◎[A3-23],Copy=(K76)

 記譜:単声(伴奏なし) ホ長調 3/4

 インチピット:ソソ|ソドド|シシラシソ|ドレ

 曲:ベートーヴェン,ルートヴィヒ・ヴァン(Beethoven, Ludwig van)(1770-1827)[ドイツ]
 原曲:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26「葬送」〜第1楽章
 詞:犬童球渓


[詞] ※昭和女子音樂教科書 巻之3より

1.仰ぎて頌(たた)へよ樂の聖(ひじり) あはれ比類(また)なき樂の聖
  一度(ひとたび)其手にキイを打てば 梁塵(りゃうぢん)動き行雲(こううん)とまる
  君逝きて年古(としふ)りて 彌(いや)高し其の名誉(ほまれ)その功績(いさを)
  浴びたる月の光と共に 調べきよし今もなほ

2.仰ぎて頌へよ樂の聖 あはれまたなき樂の聖
  千歳に朽ちせぬ高き樂曲(しらべ) 魍魎(もうりょう)潜み鬼~泣く
  君逝きて念ふりて 彌高し其の名誉(ほまれ)その功績(いさを)
  君には宿るか~のみ技 頌へよあはれ樂の聖


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